羽生世代の潮境

第74期A級順位戦/8回戦「佐藤八段、単独首位をキープ」
死闘の果てに。。A級/8回戦「郷田王将-行方八段を振り返ろう」

昨日の将棋界は
第74期A級順位戦のラス前となる8回戦・一斉対局で
大いなる盛り上がりをみせました。

優勝争いの単独トップに立つ佐藤八段が久保九段を下し
7勝1敗として首位をガッチリとキープ。優勝のゆくえは
郷田王将に勝利し6勝2敗とした、行方八段との一騎打ちとなり
両者は最終戦/9回戦で運命の直接対決。

佐藤八段が勝てば、初優勝決定。
行方八段が勝てば両者によるプレーオフがもう一丁。
見どころはっきり、実に分りやすい最終戦となりました。

□ 第74期A級順位戦対戦表(成績順。) □

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明確にして明快な優勝争いとは対照的に
残留争いは辛くて重い展開で、最終戦を迎えます。。

降級の危機に瀕するのは4名の棋士。。

下から
郷田王将(2勝6敗・番付6位)、広瀬八段(2勝6敗・同4位)が降級圏内
久保九段(2勝6敗・同3位)、森内九段(3勝5敗・同7位)と続きます。

昨日のブログエントリーで広瀬八段を番付1位とご紹介しましたが
正しくは4位で、同3位の久保九段の方が相星では上位となります。
訂正とお詫びを申し上げます<(_ _)>

このうち、森内九段と久保九段が最終戦で直接対決。
勝った方は文句なしで残留決定ですが、敗れると他者の結果により
降級の可能性がある、文字通りの鬼勝負となりました。

どちらかに必ず土がつく直接対決があるおかげで
郷田王将、広瀬八段ともに逆転残留の目が十分に残っており
必勝目指してモチベーションも最高潮で最終戦に臨めるだけに
最後の最後にどんでん返しが起こる予感もそこはかと。。

しかし「羽生世代」ファンにとっては憂鬱な最終戦。。

広瀬八段が勝ち、郷田王将と森内九段がともに敗れると
「羽生世代」の大物ふたりがまさかの同時降格の憂き目に。。

一昨年まで名人戦3連覇、「順位戦男」の異名も持つ森内九段と
ここ数年、タイトル戦線の常連で充実の時を過ごす郷田王将が
A級から姿を消すなど、想像すら出来ませんが。。

しかし勝負の世界、そして時の流れは常に残酷。
「将棋界の一番長い日」を、性根を据えて待つのみです。

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