孤独の符号・長浜編  第1話「記憶」

【 38手目△8四金 】

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2011年の9月に開催された第65回全日本アマチュア将棋名人戦
加来博洋さんとの決勝戦が、今泉さんの棋譜をはじめた並べた対局。

どちらかというと前年に伝統あるプロの新人王戦で準優勝した
加来さんの方を注目していた、というのが正直なところですが
結果は88手までで後手番の今泉さんが勝利を飾り、見事優勝。

戦型は「相振り飛車」。
加来さんが序盤からかなり熱く好戦的だったこともありますが
今泉さんの手厚い受けと終盤の一瞬の切れ味が印象に残りました。
内容的には完勝だったと思います。

今泉さんがプロ試験5番勝負に挑戦したのは、この3年後。
時を同じくして、今泉さんと応援団の方々とのfacebookを通じた
交流が始まり、この棋譜のイメージは記憶の彼方に封印されていました。

プロ編入試験の全4局も、内容よりも結果。
そして、後押しを惜しまない応援団の方たちの輪の中に自分も入りたい
というイメージばかりが日に日に強く鮮明になって行きます。。

“四間飛車の45歩型が勝ちやすいみたいですよ”

2014.12.27

手短なアドバイスが届いていたのは午後9時を過ぎた頃。
そのことに気がつき、返信したのは日付が変わる直前でした。

“ありがとうございます。あれから毎日研究していますが
私の作戦は「向かい飛車棒銀」です。こちらが基本形となりますが
いかがでしょうか?”

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<第2話へ、続く>

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