大一番、再び。。明日より、第32期竜王戦7番勝負/第5局開幕

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初防衛を目指す広瀬章人竜王に
豊島将之名人が挑戦する、第32期竜王戦7番勝負。

ここまで4局を消化し、豊島名人が3勝1敗とリード。
竜王奪取に王手をかけて迎えた再びの大一番/第5局が
明日より、島根県津和野町「藩校 養老館」にて開幕。。

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広瀬竜王の今期ここまでの成績は
27戦19勝8敗(.704)。順位戦はA級で4勝1敗。

年明けに控える2つのタイトル戦のうち、すでに王将戦では
神童・藤井聡太七段を挑戦者決定戦で下し、存在感を示して
堂々、渡辺明王将への挑戦権を獲得済み

しかし、年度末の風物詩・棋王戦では
本戦/決勝で22歳の超新星・本田奎四段に金星を献上
敗者復活戦に回り、裏街道からの挑戦権獲得を目指します。

渡辺三冠を星一つの差で追うA級順位戦も含めて
タイトル戦線で大活躍中の冬の主役・広瀬竜王ですが
当面にして最大の目標は何といっても竜王防衛。。

まさかの開幕3連敗でいきなり崖っぷちに立たされるも
土壇場の第4局で底力を発揮し、カド番を一つ凌いで迎える
明日からの第5局も優駿は全身全霊を懸けて白星を狙います。。

対します、豊島名人の今期ここまでの成績は
45戦31勝14敗(.689)。

春の名人戦から3タイトル戦連続出場を果たし
佐藤天彦名人(当時)に挑戦した名人戦は怒涛の開幕4連勝で
悲願の名人奪取を成し遂げるも、続く初防衛目指した棋聖戦は
渡辺三冠の前に完敗、王位戦は木村一基九段(同)に競り負け
無念の連続失冠を喫し、一冠後退となりました。

しかし、天下統一の夢を託される29歳の秀英は、立ち止まることなく
銀河戦優勝を手土産に、冬の本場所・竜王戦挑戦者に名乗りをあげると
開幕から持ち味を存分に発揮し、会心の3連勝で竜王奪取へ一気に王手。

年明けのタイトル戦はすでに敗退、順位戦も不参加と
大一番が続く広瀬竜王とは対照的にはスケジュールは落ち着き
心身ともに竜王戦に集中し調整できるのも大きなアドバンテージに。

目指すは残り3戦で1勝。大舞台での経験も十分に積んだ
現代将棋の申し子は強かに、番勝負の行く先を見据えます。

竜王戦/第5局の棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
ここまで19戦して、豊島名人の10勝9敗と拮抗。
明日の第5局は豊島名人の先手となります。

豊島名人がここで竜王奪取を達成し、二冠復帰を果たすのか。。
あるいは、広瀬竜王が踏ん張り、再びカド番を凌いで次に繋ぐのか。。
冬の本場所・竜王戦が迎えた二度目の大一番をぜひ、お見逃しなく。

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