【 投了図・165手目▲4五角 】
本日、決着をみました
注目の大一番、第59期王位戦7番勝負/第6局は
上図165手までで、先手・豊島将之棋聖が勝利。
居飛車の豊島棋聖に対して
タイトルに王手をかけた菅井王位は「四間飛車」を投入。
今シリーズ開幕から6局連続で戦型が「対抗形」になると
両者はがっちりと「穴熊」の堅陣を築く展開となりました。。
【 下図は75手目▲3四成桂 】
本局のハイライトは、何と言っても
豊島棋聖の「封じ手」からの見事な切り返し。。
「封じ手」で後手の銀を追い払ってから桂馬を投入すると
その桂馬をオトリに、戦場から離れた地点に成り込んだ成桂を
ジッと活用する構想は感心するに留まらず、そこから鮮やかに
攻め手がつながり、終盤の猛攻へと繋げた豊島棋聖の強かさに
心底シビれ、目と心を奪われました。。
これで全て先手が勝利をおさめる形で3勝3敗。。
ハイレベルで刺激的な名勝負を繰り広げる両者の番勝負は
最終戦までもつれ込み、いよいよ決着の時を迎えます。。