らしい挑戦、らしく勝利

名人戦/第4局「佐藤名人、磐石の勝利で番勝負は再びタイに」

【 投了図・79手目▲6七銀 】

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本日、決着をみました
大注目の第76期名人戦7番勝負/第4局は
上図79手までで、先手・佐藤名人が勝利。

名人戦/第4局の棋譜はこちら

戦型は「横歩取り」で猛威を振るう「青野流」の最新形。
羽生竜王は本局開幕の二日前に先手を持って勝利を飾りましたが
その直後に、しかも大事な名人戦の舞台で敢えて敗れた後手を持ち
同じ局面へと誘導し勝負を挑む辺りは、羽生竜王ならではでしょうか。。

しかし、急所を逃さず捉えると
中盤以降は一切の紛れを許さず完璧な勝利を飾った
佐藤名人もさすがの強さで棋風と強味を存分に発揮。。

羽生竜王らしさ、佐藤名人らしさが盤上に色濃く投影された第4局。
丁寧な受けをベースに機をみて鋭く踏み込む、自分の将棋を余すとこなく
表現し、結果を残した佐藤名人にとっては今後につながる大きな勝利。。

結果的には、ここまで全て先手が勝利をおさめ
次の第5局は先手となる羽生竜王にとって絶対に負けられない一戦に。
対局を重ね、両者の色合い深まる名人戦から今後ますます目が離せません。

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