対抗形の明暗。。

第66期王将戦7番勝負/第1局「久保九段、切れ味鋭く先勝」

【 投了図・86手目△6九銀不成 】

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本日、決着をみました
第66期王将戦7番勝負/第1局は
上図86手までで、後手・久保九段が勝利。

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戦型は久保九段の「ゴキゲン中飛車」に対して
郷田王将が「超速▲3七銀」で迎え撃つ「対抗形」に。。

今や振り飛車の看板戦法となった
「ゴキゲン中飛車」は研究将棋の代名詞でもあり
本局も序盤から緊張感の漂う意欲的な進行となりました。

【 下図は56手目△4四角 】

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機敏に角交換を敢行した郷田王将が主導権を握り
攻め続ける展開が序盤から中盤にかけて続きましたが
しかし、上図でそれまで受けに回っていた久保九段が
金取りを放置して角を打ち込み、突如攻勢に転じると
それまでの流れが一変。。

【 投了図・86手目△6九銀不成 】

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郷田王将は自陣手厚く受けに回るも、後の祭り。
久保九段が先手陣を一方的に攻め潰し、完勝を飾りました。

居飛車の本格正統派と振り飛車党現党首の顔合わせとなり
開幕前から大きな期待と注目を集めた今シリーズの開幕戦は
今期の調子がそのまま出た形で久保九段が見事な白星発進。。

11月以降、順位戦で3連敗を喫するなど
調子が下降線を辿る郷田王将にとっては厳しい船出となり
後手番で迎える第2局が、早くも正念場となりそうです。。

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