【 投了図・86手目△3七銀 】
今朝のエントリーでもご紹介させて頂きました
本日の注目カード「深浦康市九段-佐々木勇気六段」は
上図86手までで、後手・佐々木六段が勝利。
【 下図は41手目▲4五歩 】
居飛車党の誇りを確かめ合うように
互いに飛車先の歩を突いてスタートした本局は
双方、銀を中央5筋に構えてから「矢倉模様」へと進行。
先に駒を組み上げた深浦九段が上図で4筋から仕掛けます。。
【 下図は54手目△6六同角 】
トントン拍子で歩を突き捨て、リズムを作る深浦九段に対し
佐々木六段は上図で角交換を敢行。次に深浦九段の▲同金をみて
先手陣の8筋を歩で叩き反撃を開始します(56手目△8八歩)。
【 投了図・86手目△3七銀 】
佐々木六段はそのまま飛車先8筋の突破に成功。
粘りが身上の深浦九段ですが、本局は思うように手が伸びず
上図の局面で無念の投了を告げました。
A級棋士をねじ伏せた佐々木六段は本戦リーグ入りを懸け
「野月浩貴八段-石井健太郎四段」の勝者と予選1組/決勝を戦います。
一方、若き精鋭の前に完敗を喫した深浦九段は
今週の土曜日(23日)に第3期叡王戦・本戦/1回戦で激突する
神童・藤井聡太四段戦に悔しさをぶつけ、巻き返しを図ります。