明日より、第30期竜王戦7番勝負/第4局開幕

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通算12期目の防衛を目指す渡辺明竜王に
「永世七冠」達成の懸かる羽生善治棋聖が挑戦する
将棋界「冬の本場所」第30期竜王戦7番勝負。

ここまで3局を消化し、羽生棋聖が2勝1敗とリード。
シリーズも折り返しとなる正念場の第4局が、明日より
新潟県三条市「嵐渓荘」にて開幕の時を迎えます。。

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渡辺竜王の今期ここまでの成績は
28戦13勝15敗(.464)。順位戦はA級で3勝3敗。

今期は春先から常に黒星が先行する低調なシーズンを過ごす
渡辺竜王は虎の子のタイトル・竜王戦開幕を迎えても調子は上がらず
気合十分の羽生棋聖の前に立て続けに完敗を喫し、連敗スタート。

しかし、後手番で迎えた第3局では
羽生棋聖の意表の「先手中飛車」を必殺の「居飛車穴熊」で迎え撃ち
持ち味発揮の快勝で、今シリーズ待望の初白星を飾りました。

もがき苦しみ、ようやく掴んだ価値ある勝利は
「冬将軍」復活の大きなかっけとなるかと思われましたが、しかし
竜王戦/第3局以降の公式戦は白星と黒星を交互にかさねて2勝2敗。
いまだ連勝のない今期を象徴するように、竜王の暗中模索は続きます。。

対します、羽生棋聖の今期ここまでの成績は
41戦22勝19敗(.537)。順位戦はA級で4勝2敗。

羽生棋聖今期成績一覧

三冠を保持して迎えた今シーズンは
6月の棋聖戦から竜王戦まで4タイトル戦連続出場を果たし
棋聖は見事防衛を達成するも、続く王位、王座を若き挑戦者の前に
連続で防衛に失敗、実に13年ぶりとなる一冠後退となりました。

集団研究から将棋ソフトとの研究へと移行する時代の大きな転換点で
将棋の代名詞であり、タイトル獲得通算98期を誇る偉大な絶対王者も
もがき苦しみながら試行錯誤を繰り返しますが、7年ぶりに姿を現した
竜王戦では勝利への執念、気迫を全面に押し出す迫力満点の熱い将棋で
開幕連勝スタートを飾り、前人未到空前絶後の大記録「永世七冠」達成へ
これ以上ない、最高のスタートを切りました。

勝てば開幕3連勝で、タイトル奪取へ一気に王手の懸かった
第3局で先手でまさかの「中飛車」を投入し、完敗を喫したのはもちろん
小さな痛手ではありませんが、それと同時に、後手番の研究に自信ありと
噂される羽生棋聖は、明日からの第4局こそが急所の一局とみているはず。

竜王戦/第4局の棋譜中継はこちら

気になる両者の対戦成績は
72戦して、羽生棋聖の37勝35敗と拮抗。

渡辺竜王が連勝で番勝負を振り出しに戻すのか。。
羽生棋聖が鬼神の勝利で悲願の竜王奪取へ王手をかけるのか。。
双方にとっての正念場、第4局をどうぞお見逃しなく。

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