本日、決着をみました
将棋界隈を越えて一般世間でも大きな話題と注目を集めた
第30期竜王戦決勝T/1回戦「増田康宏四段-藤井聡太四段」は
大熱戦の末、91手までで先手・藤井四段が勝利。
この結果
藤井四段はデビュー以来、無敗の連勝を「29」に伸ばし
歴代の連勝記録更新する、金字塔を打ち立てました。。
藤井四段の凄さ、強さ、素晴らしさはいくつもありますが
まず驚くのは、これだけ連勝を重ねても勢いを感じさせないこと。
29連勝のほとんどが圧勝ですが、いくつかの大逆転や本局のような
ねじり合いの将棋であっても終わってみれば、勝つべくして勝った
全くブレずに動じずに、淡々と勝利をおさめる印象を残します。。
中学生棋士の偉大なる先輩である
谷川浩司九段、羽生善治三冠の全盛期に感じた鋭さや速さもまた
藤井四段の特徴としては重ならず、より分厚く圧倒的な強さばかりが
デビューした時から、そして対局を重ねる度ごとにはっきりと伝わる
敢えて言うならば、他に類をみないほどの強さをひしひしと感じます。
それは外見や体型的なイメージにも当てはまり
しっかりとした体格で身体能力も相当高いと噂の藤井四段は
将棋の申し子、言い換えれば将棋をするために生まれてきたという
限定的な存在ではなく、どの世界、分野であっても超一流になれる
可能性を秘めた無限の存在に思えてなりません。。