先攻する居飛車。。振り飛車の切り返しや、いかに

王位戦/第3局・一日目「攻勢強める、豊島棋聖が封じ手」

【 一日目終了図・49手目▲5六飛 】

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本日、北海道は札幌市にて行なわれました
注目の第59期王位戦7番勝負/第3局・一日目は
上図49手目の局面で、豊島棋聖が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。。

王位戦/第3局の棋譜中継はこちら

戦型は開幕から3局続けて「対抗形」。
先手で「ゴキゲン中飛車」を投入した菅井王位が
堅くて遠い「穴熊」の銀のハッチを閉じた、次の瞬間
豊島棋聖が自らの飛車先8筋から突っかけ、反撃開始。。

9手しか進まなかった一日目の午後
攻防の主導権を握った豊島棋聖の「封じ手」は何か。。

大本命は△7六歩。
先手の角の頭上を叩くだけでなく飛車の横利きも止める
シンプルながらも自然な一着は、破壊力を秘めるだけなく
次に先手は角を逃がさざるをえず、手番も握れて一石二鳥。。

先手の角の逃げ場所は6八の地点しか考えられませんが
ここで満を持して角道を開く△4五歩がどこまで厳しいか。。

後手はとにかく角を活用しなければ話にならず
△7六歩以外では△4ニ角、あるいは△2四角も有力。。

果たして、このまま豊島棋聖の攻勢は続くのか。。
菅井王位の切り返しにも注目が集まる、決着の明日二日目は
開始直後から目が離せません。。

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