【 投了図・135手目▲6四龍 】
昨日、静岡県は湯河原町「鬼の栖(すみか)」にて開幕した
伝統の第41期朝日アマ将棋名人戦三番勝負。
初防衛を目指す札幌市在住の横山大樹朝日アマ名人に
同じく札幌市在住の渡辺俊雄アマが挑戦する北海道対決となりましたが
三番勝負は両者譲らず、決着は最終戦/第3局までもつれ込む熱い展開に。。
本日の午後1時30分より行なわれました、運命の第3局。
結果は上図135手までで、先手・横山朝日アマ名人が勝利。
【 下図は23手目▲2四歩 】
横山朝日アマ名人は居飛車の看板戦法「矢倉」を採用。
渡辺アマはプロの将棋でも現在流行中の急戦策「居角美濃」を投入すると
上図で横山アマが自らの飛車先2筋で歩を突き合わせ、戦端を開きます。。
【 投了図・135手目▲6四龍 】
終盤戦は模様が乱れ、形勢不明の大熱戦となりましたが
一度は入玉に成功した後手玉を、横山朝日アマ名人は力づくで押し戻し
粘りに粘った渡辺アマは上図の局面で、無念の投了を告げました。
プロ棋士にも勝利をおさめるなど
誰もが認める現在のアマ将棋界の横綱・横山朝日アマ名人が
この瞬間、番勝負を2勝1敗で制し見事初防衛を達成。
朝日アマ名人として出場する朝日杯を含めて
今後のさらなる活躍が実に、楽しみであります。