【 一日目終了図・68手目△1七香成 】
本日、神戸にて行なわれました
第32期竜王戦7番勝負/第3局・一日目は
上図68手目の局面で、豊島名人が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。。
戦型は「角換わり相腰掛銀」
慎重に駆け引きを繰り広げながら、本格開戦へと向う
中盤の関所で、1時間59分の大長考の末に封じられた
果たして豊島名人の「封じ手」は何か。。
本命はなんといっても▲7三歩成。
先手としては6筋、3筋の歩も突き捨てたいところですが
まずは桂馬を取り込んでからでも損にはならないはず。。
後手としては先手の手に乗りながら
機をみてカウンターを狙う展開になりそうですが
大長考で入念に読みを入れ直し、先の先まで見据えた
豊島名人の構想が実に興味深く、楽しみなところ。
形勢はまだ互角ながらも、開戦後の主導権争いへ
決着の明日二日目は開始直後から目が離せません。。