別格の強さ。。第77期B級1組順位戦/最終戦「渡辺二冠、全勝優勝」

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第77期B級1組順位戦対戦表

【 投了図・87手目▲7七銀 】

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本日行なわれています
「鬼の棲みか」第77期B級1組順位戦の最終戦
13回戦・一斉対局のうち、タイトルホルダー同士の対戦となった
注目の「渡辺明二冠-斉藤慎太郎王座」の一戦は、上図87手までで
先手・渡辺二冠が勝利。

夕食休憩前までの流れ

戦型は「角換わり相腰掛銀」の最新形。
ともに自信ありを思わせる研究将棋は夕食休憩を待たずに
早くも終盤戦の幕を開く、熱く激しい展開となりました。。

しかし、勝負はあっけなく。。
夕食休憩が明け直後、渡辺棋王が後手玉の頭上から踏み込むと
ギリギリ保たれていた均衡の針は先手へと傾いて行きます。。

最後は王手を渡辺二冠が銀で防いだ局面をみて
万策尽き果てた斎藤王座は、無念の投了を告げました。。

終局時刻は午後8時6分。
開幕から最終戦まで余すところなく磐石の強さをみせつけた
渡辺二冠が無傷の12連勝で今期の順位戦をフィニッシュ。。
見事な全勝優勝を飾り来期のA級復帰へ自ら花を添えました。

一方、痛恨の黒星を喫した斎藤王座は7勝5敗で全日程を終了。
来期のA級昇格は残念ながら叶いませんでした。

斎藤王座が敗れたことで、A級昇級への残る1つの枠は
「木村一基九段-行方尚史八段」の“直接対決”の結果に
委ねられることに。。

行方八段が勝利をおさめれば
木村九段、斎藤王座と7勝5敗で並びますが
土壇場で番付がものをいい、行方八段のA級復帰が決定。。
(行方八段は番付2位、木村九段は同5位、斎藤王座は同10位)

大一番は現在、最終盤戦を迎えており
勝てば自力でのA級復帰が決まる木村九段が形勢を大きくリード。
「鬼の棲みか」のクライマックスが迫ります。。

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