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第７７期Ｃ級１組順位戦対戦表
気がつけば２月も明日で早５日目。
プロ野球はキャンプインを迎え、節分も滞りなく通過。。
寒さの中にも射しこむ日差しは暖かみを増し、慌しくも
確実に、季節は春を目指します。。
年度末の風物詩・棋王戦も先週開幕
今シーズンの総決算への機運が否応なしに高まる将棋界では
明日、一年の中心軸である第７７期順位戦のうちＣ級１組で
注目の１０回戦・一斉対局が行われます。
□ 第７７期Ｃ級１組順位戦対戦表（成績順。２敗まで。） □
このクラスの昇級枠は２つ。
後２戦を残して昇級圏内には、ここまで開幕無傷の８連勝で並ぶ
杉本昌隆七段と神童・藤井聡太七段の師弟コンビが名を連ねます。
杉本七段は船江恒平六段、藤井七段は近藤誠也五段と
明日はそれぞれ１敗で続く昇級争いのライバルと直接対決を行い
勝てばその瞬間、最終戦を待たずして来期のＢ級２組昇級が決定。
それはつまり、両者がともに勝利すれば師弟同時昇級が実現します。
杉本七段の今期ここまでの成績は１９戦１１勝８敗（．５７９）。
決して好調なシーズンとは言えませんが、順位戦に上手く白星を集め
４期ぶりのＢ級２組復帰へポールポジションから王手をかけました。。
明日の対戦相手・船江六段とは
これまで公式戦で２度対戦して２敗と相性は良く有りませんが
最終戦に持ち越さずにここで決めるべく、気合が入ります。。
一方の藤井七段の今期ここまでの成績は４３戦３７勝６敗（．８６０）。
現在も圧巻の内容で公式戦１０連勝中と充実のシーズンを過ごします。
順位戦は前期のデビューからここまで負けなしの１８連勝。
すでにトップ棋士と互角以上に渡り合う藤井七段にとってこのクラスは
単なる通過点であるべきですが、魑魅魍魎の渦巻く順位戦は油断大敵。。
藤井七段の影に隠れる存在ながら
現在２２歳の近藤五段も奨励会の頃より、その才能を高く評価され
１９歳でのプロデビュー後も安定して高い勝率をキープする秀英だけに
明日の対局には、ことさら大きな注目が集まります。。
両者の対戦成績はここまで２戦して、藤井七段が２連勝。
近藤五段としてはこの大一番で、そろそろ一発入れたいところですが。。
しかし楽しみな明日のＣ級１組/１０回戦。
果たして師弟同時昇級は達成されるのか、大注目であります。
