飛龍の陣に二枚角。。封じ手は悩ましく

王位戦/第6局・一日目「相穴熊、豊島棋聖が封じ手」

【 一日目終了図・70手目△4九飛 】

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本日、神奈川県の名宿「陣屋」にて行なわれました大一番
第59期王位戦7番勝負/第6局・一日目は、上図の局面で
先手・豊島棋聖が次の手を封じて、明日へと指し掛けに。。

棋譜中継はこちら

居飛車で迎え撃つ豊島棋聖に対し、菅井王位は「四間飛車」を投入。。
戦型は今シリーズ開幕から6局連続で「対抗形」となると、大一番らしく
両者は堅くて遠い「穴熊」に玉を囲い合ってから、囲いとは反対サイドで
飛車・角の大駒を重ねて捌き合って迎えた、封じ手の局面。。

カド番でもう後のない
豊島棋聖の封じ手は、果たして何か。。

いかにガッチリ「穴熊」の堅陣とは言え
敵陣4筋に飛龍の陣を築いた後手の方に、現局面では分がありそう。。
ということで、もたもたはしていられない豊島棋聖も手持ちの二枚角の
活用を急ぎたいところであります。。

とはいえ、角を有効に打ち込めるポイントも現実的にはあまりなく
例えば▲3一角には△4四龍と引かれて、成桂ともども清算するぐらい。。
▲5五角は△5七龍で、さらに手が続かなそう。。

プロの候補手は先崎学九段が▲7五歩、飯島栄治七段が▲5ニ角。。
先手としては6筋にぶら下がる銀も嫌らしく、気になるところで
記録係の中沢良輔初段が推す▲6六歩も有力とみられます。。

明日は決着の二日目。
どのような出だしとなるのか、まずは豊島棋聖の「封じ手」と
その先の構想が注目されます。。

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