丸かぶりの旅へ

明日より、第76期名人戦7番勝負「佐藤名人-羽生竜王」開幕

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と、いうことで
明日よりいよいよ伝統と伝説に彩られた最高の舞台
将棋界の「春の本場所」第76期名人戦7番勝負が
東京都文京区「ホテル椿山荘東京」にて開幕!

やはり名人戦は特別な舞台、おのずと胸が高鳴ります。

それに合わせて、というわけではないのですが(^^;
私は明日から2泊3日の日程で長崎県へ旅行に行って参ります。
九州に行くのは小学生の時に親戚の結婚式で鹿児島に行って以来。
長崎上陸はもちろん、今回が初めてとなります。

仕事の総会と親睦&慰安旅行も兼ねて
毎年この時期、いろいろなところへ連れて行ってもらうのですが
昨年は北海道の函館へ同じく2泊3日で行ってきました。

たまたま飛行機の座席が同じ列だった社長さんが体のご不自由な方で
私も一緒に一番最初に搭乗させていただき、一番最後に降機するという
貴重な経験をさせていただいたのが、つい昨日のことのよう。。

別に何をしたわけでもないにも関わらず、帰りの函館空港で
「世話になったね」とのお言葉をいただき、塩ラーメンをご馳走になった
あの時の景色、土砂降りの滑走路を眺めながら食べたラーメンの味もまた
何なら匂いもともなって、鮮明に思い出されます。

あれからもう一年か

時の流れの早さを感じるとともに
社長は昨夏、お亡くなりになり今年の旅行はご一緒できない事実に
時の流れの重さを実感せずにはいられません。

その思い出も含めて、函館旅行は素晴らしものでした。
八幡坂を吹きぬけた風の香りや函館山からみた美しい夜景
そして、五稜郭から臨む津軽海峡の春景色。。

「何かで見たことがある」、「聞いたことがある」のと
その場所に実際に立つことの違いは物理的な意味だけでなく
自分が何者であるのかを自分に分からせる意味でこそ大きい。

まずは思う存分、長崎を楽しみたいですが
将棋界最高の晴れ舞台、そして羽生竜王が登場する名人戦を
旅先で拝見できるというのも、感慨深いところ。。

宿敵・渡辺明棋王をついにねじ伏せ、竜王奪還に成功。
将棋ファン、関係者にとっても悲願であった「永世七冠」を達成し
中学生棋士としてデビュー以来、圧倒的なストーリーを積み上げた
羽生竜王の最後の野望、野心がついに完結した、まさにその直後に
再び、名人戦の挑戦者に名乗りを上げたことに心より感動しました。

まだ勝利を欲するのかと。

ただ願うだけでは当然ながら勝てるはずがなく
羽生竜王が地位を名誉もお金も全て手に入れた、今なお
将棋と真摯に向かい合い、最先端の研究に没頭している姿には
驚きとともに、尊敬の念を禁じ得ません。

明らかに羽生竜王に追い風が吹く中で
挑戦を受けて立つ佐藤名人にとっても真価の問われる晴れ舞台。
2年前、28歳の若さで名人となり頂点を極めた生粋の秀英が
周りのムードに惑わされるとは全く思えず、開幕前の予想では
やはり、名人有利の番勝負だと思います。

だからこそ面白く、興味の尽きない名人戦。
いよいよ将棋界に春到来、まずは長崎にて開幕戦を拝みます。

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