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第７６期Ｃ級２組順位戦対戦表
【 投了図・８５手目▲５九玉 】
本日行なわれています
第７６期Ｃ級２組順位戦の最終戦/１０回戦・一斉対局。
開幕から無傷の９連勝、すでに優勝と来期の昇級を決めている
神童・藤井聡太六段も登場し、三枚堂達也六段と対戦。
結果は、上図８５手までで
先手・藤井六段が見事な完勝を飾りました。
【 下図は２０手目△７六飛 】
定跡手順の進行で戦型は「横歩取り」。
藤井六段は横歩を取って３筋に回った飛車を引かずに突っ張る
ただでさえ激しい「横歩取り」の変化の中でも最も激しいと言われる
「青野流」を採用しました。
対します、関東屈指の若手実力派・三枚堂六段は上図の局面で
８筋に浮いた飛車でお隣り７筋の歩をかすめとり「相横歩取り」に。。
【 下図は２７手目▲３三角成 】
先に踏み込んだのは、藤井六段。
飛車を８筋に回してから、上図で角交換を敢行しました。。
【 下図は７９手目▲８一飛 】
中盤以降は攻守に渡って藤井六段が圧倒。。
三枚堂六段につけ入る隙を与えず、みるみる形勢を引き離します。。
【 下図は２０手目△７六飛 】
終局時刻は午後８時１４分。
上図の局面で三枚堂六段、無念の投了を告げました。
この結果、藤井六段の順位戦成績は１０戦全勝。
三枚堂六段は５勝５敗の指し分けで全日程を終了。
対局数、勝利数、勝率、連勝の各部門の１位を独占。
佐藤天彦名人、羽生善治竜王を撃破しての棋戦初優勝
そして１年で２回の昇段と記録ずくめの今シーズンに
藤井六段は順位戦初参戦で全勝優勝の快挙を書き加え
自ら華を添えました。
今期の成績はこれで７１戦６０勝１１敗（．８４５）。
年間勝利数を６０勝の大台に乗せ、現在公式戦１５連勝中と
桁違いのスケールと速度で、神童はその先を急ぎます。
