【 投了図・134手目△4四飛 】
昨日は史上最年少棋士であります
愛知県瀬戸市在住の神童・藤井聡太四段が公式戦に登場。
プロ2戦目を圧勝で飾り、将棋界に衝撃を与えましたが
本日は、史上最年少棋士・加藤一二三九段が登場。
第43期棋王戦の予選/2回戦を村上亘四段と戦い
結果、上図134手までで惜しくも敗れました。
【 下図は53手目▲2六飛 】
戦型は「横歩取り」。
「相中住まい」から双方、自陣右側に「美濃囲い」を構築。
駒組みが完成すると、角交換を急がず両者の飛車がダイナミックに
盤上を動き回り、仕掛けどころを探る展開となりました。。
【 下図は89手目▲8三角成 】
歩の小技で敵陣を乱した上村四段が角交換を敢行。
後手が主導する形でそのままいざ、開戦となりましたが
加藤九段も粘り強い受けから、二枚の角を攻撃の軸に攻め込み
一歩も引かない、熱き終盤戦へと突入。。
【 投了図・134手目△4四飛 】
しかし、上村四段は形勢を放さず。
キッチリと加藤玉を寄せに入った上図の局面をみて
加藤九段は無念の投了を告げました。。
史上最年長勝利を飾った
前局に続く連勝はなりませんでしたが、しかし闘志は健在。
加藤九段の次回対局は2月2日。第75期順位戦に登場します。