覚悟の価値を決める場所

今週末、今泉先生とお会いできるということで
「介護士からプロ棋士へ 大器じゃないけど晩成しました」を
読み直しています。。

DCIM0010

購入直後は最後の第七章から目を通しましたが、今回は
三段リーグでの戦いの日々が綴られた第三章「地獄のリーグ」と
二度目の三段リーグ時代が綴られた第五章「悪夢ふたたび」を
交互に繰り返し読んでいます。

あらためて思うのは
そもそも、今泉先生は強い三段だったということ。
最初の三段リーグ時代にはいつ四段に手が届いても不思議ではない
事実、紙一重で明暗を分けたリーグ戦が何回もあります。

本の中では
その明暗を分けた急所の一局の心情や背景が明瞭に描かれています。
しかしそれは点に過ぎず、そこにいたるまでの日々の暮らしや対戦相手の
背景も含めた目にはみえない必然や偶然が絡み合っての結果であったはず。

急所の対局を制した相手のほとんどが
後にプロ棋士となっているのも偶然とは思えません。

それと同時に感じるのは
やはり、漠然とした自信だけで叶う夢など無いわけで
常に今泉先生には確信があったはず、「俺ならやれる」と。

ほんとにわずかなディテールが明暗を分けている。
人生を左右する一局での敗戦は痛恨の極み以外の何ものでもないにしても
しかしそれでも将棋の実力では負けていないという確信があったからこそ
27年間も棋士への夢を、情熱を持ち続けることができた。
そして、成るべくして棋士になったのだと。

facebookを通じてリアルタイムで実現していった
プロ編入試験突破への道のりには興奮し、心から感動を覚えましたが
今は今泉先生の将棋そのものに強く興味を惹かれます。

本の中で語られているのは
鍛えの入った人生ではなく、鍛えの入った将棋そのものについて。

ここまでしなければプロになれないではなく
ここまでできる人がプロになる。

今泉先生は本物。プロの勝負師。
また盤をはさんで将棋を教えていただけることに
心が躍り、身が引き締まります。

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