【 投了図・84手目△2八銀 】
年内の公式戦取組最終日を迎えました
本日の将棋界には神童・藤井聡太七段も登場。
第45期棋王戦の予選/2回戦を
「関西若手四天王」の一角・村田顕弘六段と戦い
結果、上図84手までで見事勝利を飾りました。
戦型は相居飛車の力戦模様の出だしから
村田六段が飛車を振り、「向かい飛車」に構える
趣向の作戦を披露しますが、中盤以降はまとめきれずに
攻守に精彩を欠くと、対照的に自然な手を淡々と重ねる
藤井七段がよどみなく、盤上を支配支配しました。
終盤は大差がつき、投了も止む無し。
藤井七段が年内の公式戦を5連勝で締め括りました。
今期も開幕から連勝につぐ連勝で白星をかさね
ここまでの成績は38戦32勝6敗(.842)
順位戦も負けなしの7連勝中。。
新人王獲得も出世への通過手形とは受けとめず
今期2連敗を喫した斎藤慎太郎王座をはじめ、菅井竜也七段
豊島将之ニ冠といった秀英との今後の戦いをすでにテーマとする
16歳の神童はさらに速度を上げて、新しい年を見据えます。