【 投了図・１０５手目▲８三金 】
本日、関西将棋会館にて行なわれました
注目の第４９期新人王戦決勝三番勝負/第２局は
上図１０５手までで、先手・藤井七段が勝利。
【 下図３９手目▲４五歩 】
戦型は「角換わり相腰掛銀」。
藤井七段が「▲６八玉＋４八金＋２九飛」型に構えると
出口奨励会三段も「△４ニ玉＋６ニ金＋８一飛」型を完成。
ともに最新形に駒が組み上がった上図の局面で、藤井七段が
４筋の歩を突き合わせ、高らかに仕掛けを開始しました。。
【 下図は８５手目▲４一馬 】
終盤戦は激しい攻め合いとなり
出口奨励会三段も角を成り込み意地をみせますが
しかし、常に形勢の針を握っていたのは藤井七段。。
香車を軽快なタダ捨てして
後手の飛車をつり上げてから（８３手目▲８四香～△同飛）
馬の王手を合図によどみなく、後手玉を仕留めに行きます。。
【 投了図・１０５手目▲８三金 】
藤井七段の寄せは厳しく。。
最後まで懸命に粘った出口奨励会三段でしたが、ついに
上図の局面で万策尽き果て、無念の投了を告げました。
終局時刻は午後３時。
この瞬間、第１局に続く貫禄の勝利を飾った
藤井七段が涼しげに、新人王を獲得しました。
