対抗形の新時代。。名勝負の予感

王位戦/第2局「切り返し鮮やかに、豊島棋聖完勝」

【 投了図・105手目▲7一銀 】

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本日、決着をみました
注目の第59位王位戦7番勝負/第2局は
上図105手までで、先手・豊島棋聖が勝利。

棋譜中継はこちら

戦型は居飛車の豊島棋聖に対して
菅井王位は「向かい飛車」を投入し、開幕戦に続き「対抗形」に。
最初の仕掛けで菅井王位がペースを握ったかと思われましたが、しかし
豊島棋聖は後手の緩手を逃さず、飛車交換を合図に体を入れ替えると
そのまま強気に押し切り、見事な勝利を飾りました。。

一度、捌きを許すと
誰が相手でも、尋常ならざる切れ味で圧倒してみせる菅井王ですが
先手に「銀冠穴熊」の堅陣を存分に組まれた本局では、僅かなミスでも
たちまち形勢に差がつき、終盤はほぼ見せ場のない完敗となりました。。

しかし、開幕戦に引き続き本局も何度も並べたい
実に興味深い内容となり、20代のタイトルホルダー同士の対戦となった
今回のシリーズは名勝負となる予感を大いに漂わせます。。

年齢も近く、奨励会の頃より切磋琢磨しお互いをよく知る両者が
「対抗形」の新たな扉を開くことに、疑いの余地は全くありません。

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