分岐の封じ手、羽生竜王の決断は。。

名人戦/第2局・一日目「嵐の前に。。羽生竜王が封じ手」

【 一日目終了図・35手目▲1六歩 】

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本日、石川県は小松市にて開幕の時を迎えました
大注目の第76期名人戦7番勝負/第2局の一日目は
上図35手目の局面で、羽生竜王が次の手を封じて
明日の二日目へと指し掛けになりました。

名人戦/第2局の棋譜はこちら

戦型は両者得意の「角換わり」。
佐藤名人は「腰掛銀」に、羽生竜王は「早繰り銀」に
それぞれ右銀を構えると、昼食休憩明け直後に羽生竜王が
7筋の歩を突き合わせ、戦端を開きます。

しかし、最初の仕掛けから両者一歩も引かずに
華々しい殴り合いとなった開幕戦のような進行とは成らず
両者は自陣の駒組みをシフトしながら、間合いを計り合い
佐藤名人が1筋の端歩を突いて手番を渡した局面で終了。。

さて、羽生竜王の封じ手は何か。。

一目、争点の7筋を先に押さえる△7五歩が面白そう。。
しかし、控え室検討陣の見解では▲6七銀左と引かれた後の
後手の攻め手が重くやや不満と、評判は今一つとのこと。。

となると、離れ駒の金を囲いに連結して
自陣を引き締めつつ先手に手番を渡す△5ニ金が本命か。。
控え室検討陣も同じく自然な一手である△3一玉とともに
△5ニ金が「封じ手」の有力候補とみています。。

現状では先手陣の3筋と4筋の歩が浮いていて
後手はどこかで△7三角を狙いの筋として持っており
今後の展開の主導権を後手が握っている勝負どころで
決断が下された羽生竜王の「封じ手」やいかに。。

明日は決着の二日目
開始直後から、目が離せません。。

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