本日、東京・国立科学博物館にて行われました
第1期叡王戦決勝三番勝負「郷田真隆王将-山崎隆之八段」の
開幕戦/第1局は、139手目▲5三龍をみて郷田王将が投了。
郷田王将優勢で迎えた終盤戦でまさかの錯覚が生じ
急転直下、山崎八段が開幕戦勝利をものにしました。。
対局開始から結局
一度も自玉に手をかけず、居玉のまま白星を飾るなど
随所にらしさを発揮した山崎八段は対局中の表情にも気合が漲り
あらためて天性の華やかさを感じさせました。
内容的には完敗でしたが、しかし
初のタイトル獲得に向けての神風として、来週の第2局へ
勢いを持ち越して欲しいと願わずにはいられません。。
一方、山崎八段得意の「相掛かり」を受けて立った
郷田王将は好局を落とし、ショックの残る負けとなりましたが
何とか気持ちを切り替えて、カド番の第2局で意地をみせて欲しい。。
憂いのある表情が実に絵になった郷田王将。
両者の気迫と息遣いが、叡王戦のグレードを押し上げます。