【 投了図・１１６手目△４八「と」金 】
本日、岡山県は倉敷市にて行なわれました
第２７期大山名人杯倉敷藤花戦３番勝負の決着戦/第３局は
上図１１６手までで、後手・里見香奈倉敷藤花が勝利。
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【 下図は４９手目▲６五歩 】
振り駒の結果、先手となった
伊藤女流三段は「向かい飛車」に、里見倉敷藤花は「三間飛車」に
それぞれ飛車を構えて、戦型は昨日行なわれた第２局に続き「対抗形」に。
先手は「金無双」、後手は「高美濃囲い」に玉を囲ってから
迎えた上図の局面で、伊藤女流三段が６筋の歩の突き出しから
仕掛けを開始し、そのまま開戦となりました。
【 下図は７４手目△８六香 】
８筋を起点に端攻めを敢行した伊藤女流三段でしたが
里見倉敷藤花は厳しいカウンターパンチを決め、突破を許さず。
後手が形勢を握って、いよいよ終盤戦の幕が開きます。。
【 投了図・１１６手目△４八「と」金 】
激しい攻め合いとなった終盤戦
ともに持ち時間を使い切り、１分将棋に突入した激闘を
見事制したのは、里見倉敷藤花でした。。
上図で先手玉を仕留め上げ
伊藤女流三段は万策尽き果て無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後３時５分。
この瞬間、里見倉敷藤花が番勝負を２勝１敗で制し
倉敷藤花戦５連覇を達成、通算獲得数を清水市代女流六段に並ぶ
１０期の大台に乗せ、女流五冠を維持しました。
