今泉四段、連敗ストップ

第68期王将戦 – 毎日新聞
第69期大阪王将杯王将戦・一次予選トーナメント表

【 投了図・117手目▲6四角 】

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柔らかブログでもご紹介させていただきましたが
昨日の将棋界には神童・藤井聡太七段が公式戦に登場。
ニューカマー・池永天志四段に大苦戦を強いられましたが
終盤の土壇場で鋭く切り返し、見事な逆転勝利を飾りました。

急所を逃さず。。「藤井七段、大逆転勝利を振り返ろう」

同じく昨日、関西将棋会館にて
第69期大阪王将杯王将戦・一次予選を舞台に
我らの大将・今泉健司四段が登場。

最初の奨励会入会の頃からのライバルであり盟友でもある
矢倉規広七段と2回戦を戦い、結果は上図117手までで
見事勝利を飾りました!

棋譜はこちら

【 下図は67手目▲5五同角 】

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矢倉七段は後手番で「中飛車」を投入。
今泉四段は振り飛車を譲る形で居飛車で迎え撃ち、戦型は「対抗形」。
矢倉七段は「美濃囲い」、今泉四段は「穴熊」にそれぞれ玉を囲います。

互いに自陣の駒が組み上がると
好戦的に駒をぶつける矢倉七段をいなしながら、仕掛けどころ探る
今泉四段が上図で角交換を敢行し、いよいよ戦端を開きました。。

【 下図91手目▲8三金 】

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いざ開戦を迎えると、今泉四段の手が鋭く伸び
2筋に起点の龍を作ると、角切りの強襲で手にした金を
敵将の頭上に叩き込み、駒音高く勝負を決めに行きます。。

【 投了図・117手目▲6四角 】

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そのまま連打で後手玉を引っ張り出した
今泉四段が好所にとどめの角を打ち込んだ、上図の局面で
矢倉七段は為す術なく、無念の投了を告げました。

居飛車で見事な快勝を飾った今泉四段は
昨年12月から続く連敗を「6」で止め、ようやく一息。。

今泉四段の次回公式戦予定は
3月7日の第77期C級2組順位戦の最終戦/11回戦。
NHK杯の活躍こそあったものの今期は成績、内容ともに
プロ4年目で最も不満の残るシーズンだったと思われますが
盟友から白星をきっかけとして、順位戦も白星で締めくくり
ぜひ、来期の巻き返しへ弾みをつけて欲しいところ。

勝負はまだまだこれから!頑張れ!今泉四段!

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