明日からいよいよ１２月がスタートしますが
将棋界では、大注目の羽生善治竜王が公式戦に登場。
来週火曜日（４日）に開幕を控える竜王戦/第５局を前に
第４期叡王戦の本戦/１回戦に臨みます。。
＜第４期叡王戦・本戦/１回戦＞
羽生善治竜王－菅井竜也七段
羽生竜王の今期ここまでの成績は
３５戦１８勝１７敗（．５１４）。順位戦はＡ級で４勝１敗。
防衛に成功すれば通算獲得タイトル数が１００期の大台に
落とせば２７年ぶりの無冠転落という、いずれの結果になっても
歴史的な節目となる第３１期竜王戦７番勝負は第４局まで消化し
ともに譲らず２勝２敗のイーブン。。
とはいえ、会心の開幕連勝スタートを切った後
内容的にも後味の悪い２連敗を喫した羽生竜王からみると
せっかく掴んだ流れが変わりかねない厳しい展開に。。
先手で迎える第５局は絶対に負けられない大一番となりますが
その前哨戦となる明日の対戦相手は、前期の王位戦で完敗を喫した
因縁浅からぬ振り飛車党の若きカリスマ・菅井七段。
広瀬八段とは全くタイプが異なりますが
本局は、ほとんど見せ場なく敗れた王位戦の番勝負以来
１年３ヶ月ぶりの顔合わせということもあり、羽生竜王にとっては
勝てば今後への大きな弾みとなるだけに、おのずと気合が入ります。。
対します、菅井七段の今期ここまで成績は
２８戦１２勝１６敗（．４２９）。順位戦はＢ級１組で１勝７敗。
初防衛を目指した第５９期王位戦では、挑戦者・豊島将之ニ冠の前に
フルセットの末に競り負け、無念の無冠転落となりました。。
秋以降は連敗に連敗を重ね、ここ１０戦の成績は２勝８敗。。
公式戦は３連敗中、順位戦は５連敗中と出口の見えない不調に苦しむ
菅井七段にとっても、将棋界最大の注目が集まる羽生竜王との対戦は
再浮上のきっかけを掴む願ってもない、大きなチャンスであるだけに
明日の対戦にはある意味で、羽生竜王以上に気合を入れて臨みます。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで７戦して、菅井七段が５勝２敗とリード。
対局開始は午後３時より。
現代将棋の最先端にして最高峰の「対抗形」は必見。
ともに必勝を期す、熱き戦いをぜひご堪能ください。
