明日はこの時期恒例のＹＡＭＡＤＡチャレンジが群馬県高崎市にて行なわれ
ベスト４に勝ち残った男性棋士、女流棋士が準決勝、そして決勝を戦います。
個人的に注目しているのは、もちろん
地元・愛知期待の星である中澤沙耶女流初段。
今でこそ東海将棋と言えば、同門の神童・藤井聡太七段が連想されますが
中澤女流初段も中学生で女流アマ王位、女流マア王将、そして女流マア名人と
女流アマのタイトルを総なめにし、女流棋戦でも本戦入りをたびたび果たすなど
全国にその名を轟かせ、早くから将来を嘱望される存在でした。
２０１５年、１８歳でのプロ入りは鳴り物入りで
出身地の一宮市で盛大に開催されたプロ入り記念パーティーには地元関係者だけでなく
多くのプロ棋士、女流アマ強豪、支部関係者が全国各地から集まり、門出を祝いました。
私ももちろん参加させていただきましたが、その場のキラキラとした期待感や高揚感は
今も鮮明に記憶と心に残ります。
あれから３年
女流棋士と同時に大学生ともなった中澤女流初段のご活躍を陰ながら応援していますが
鮮烈だったアマ時代に比べると、まだまだ本領を発揮しているとは思えません。
だからこそ
プロとなって４シーズン目、大学４年生の夏に迎えるＹＡＭＡＤＡ杯/準決勝は
一つの殻を突き破り、さらなる飛躍へのきっかけとなる大きなチャンスであるはず。
そんな想いもあって、ＹＡＭＡＤＡ杯の激励も兼ねてこの７月
プロ入り記念パーティー以来、３年ぶりに中澤女流初段とお会いしましたが
実際にお会いすると心配無用といいますか、言葉やしぐさの端々に落ち着きとともに
プロの世界で生きている自信を強く、中澤女流初段から感じることが出来ました。
中澤女流初段なら、必ずや大きな結果を残せる。
応援する気持ちとともに、その信頼も
中学生での全国デビューから全く変わりはありません。
明日はまず準決勝で顔を合わせる山根ことね女流初段も気の抜けない相手であり
何よりも一発勝負のトーナメントは予断を許さず、何が起こるか分かりませんが
それでも、中澤女流初段の勝利を心より願い、応援しています！
頑張れ！中澤女流初段！
