プロ4シーズン目は白星スタート

第67期王将戦 – 毎日新聞
第68期一次予選トーナメント表

【 投了図・75手目▲1三歩成 】

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月曜日(2日)から新年度の取組がスタートした将棋界。
昨日は個人的に応援しています今泉健司四段が公式戦に登場。
第68期王将戦の一次予選・3回戦を、小林裕士七段と戦い
結果は上図75手までで、見事勝利を飾りました。

棋譜はこちら

【 下図は24手目△7五歩 】

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初手でいきなり中央5筋の歩を突いた
今泉四段は代名詞でもあります「中飛車」を投入。
2手目に飛車先を突き、小林七段が居飛車を明示したことで
本局は「左穴熊」ではなく、自陣の右側に玉を寄せて通常の
「美濃囲い」に駒を組みます。

一方、△3四歩を保留して角道を閉じたまま駒組みを進める
趣向をみせた小林七段は、上図の局面で7筋の歩を突き合わせ
後手番ながらも先に仕掛けを開始しました。。

【 投了図・75手目▲1三歩成 】

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開戦後は終始、今泉四段のペースで進行。
上手く手が伸び、駒を捌きながら手持ちの戦力を補強すると
満を持して、1筋の端から敵陣に食いついた上図の局面で
小林七段は唐突に、投了の意思を告げました。

投了図はいわゆる、プロ的な大差と言う事なのか
パッと見ではまだまだ後手もやれそうに感じますが。。

例えば△同桂は次の▲1四桂が厳しそうですが
△同歩で▲1ニ歩~△同香なら、後手にも手番が回りそう。。
果たして両者の読み筋や、いかに。。

対局には流れがあるので、棋譜だけでは分からない部分もあり
とにもかくにも、開幕戦白星スタートを飾った今泉四段には
今後に弾みをつける、価値ある勝利として欲しいところ。

このまま勢いに乗って頑張れ!今泉四段!

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