第４０期朝日アマチュア将棋名人戦三番勝負（朝日新聞社主催、日本将棋連盟後援、日本アマチュア将棋連盟協力）が１０、１１の両日、神奈川県湯河原町の「ゆがわら石亭」で指され、挑戦者の横山大樹さん（２７）が稲葉聡・朝日アマ名人（３１）に２勝１敗で勝ち、タイトルを奪取した。横山さんは初の朝日アマ名人となった。
両者は共に立命館大のＯＢ。１０日午後の第１局は稲葉さんが勝ったが、１１日午前の第２局、午後の第３局は横山さんが連勝する逆転劇だった。横山さんは「タイトル獲得は、まだ実感が湧かない。最後まで諦めずに指せたのが良かった」と話した。両者は１７日、朝日杯将棋オープン戦のプロアマ一斉対局に出場し、プロと対戦する。（村瀬信也）
史上最年少プロ棋士としてデビュー以来、負け無しの２５連勝中。
神童・藤井聡太四段の快進撃のおかげで将棋の注目度が今、赤丸急上昇。
１０年ぐらい前からちょっとしたことでも「ブームだ」「ブーム到来」と
一部で囁かれ続けた将棋ですが、今回ばかりは発信源のレベルが桁違いで
「羽生七冠」以来となる本当のブームが到来するかもしれません。
藤井四段を通じてこれまで将棋に興味のなかった方々が、興味を持ち
実際に趣味としてくれるのは、商業的なメリットも大きいでしょうが
それとは別にネットで将棋を指したりＳＮＳで情報を共有する文化も
ここにきて成熟化、いろいろな形となって交流が進んでいます。。
ありがたいことに、私も様々なグループからお誘いをいただきますが
つい最近は北海道の将棋好きの方が集まるコミュニティに参加致しました。
私は名古屋人であり、４月に仕事の組合の旅行で函館に行ったのが人生唯一の
北海道との接点なのですが（＾＾；そこはネットでの情報共有と交流を目的に
さすが北の大地・北海道の方は寛容ということでしょうか。
ということで、北海道将棋界への注目と興味が個人的に高まる中
昨日、藤井四段とも公式戦を戦った北海道在住の横山大樹アマが
朝日アマ名人戦三番勝負を見事制し、朝日アマ名人を獲得。
現在、アマ棋界で最も勢いのある２７歳の実力者が
大きな勲章を手に入れ、プロと対戦する朝日杯へ弾みをつけました。
名古屋在住の稲葉聡朝日アマ名人が敗れたのは残念ですが
この悔しさをぜひ、稲葉アマも出場する朝日杯にぶつけて欲しいところ。
藤井四段も登場し、見どころ満載で非常に楽しみな
第１１回朝日杯・一次予選恒例の「プロ・アマ一斉対局」は
今週の土曜日（１７日）に行なわれ、横山アマは近藤誠也五段と
稲葉アマは西田拓也四段と、それぞれ対戦します。
