ふさわしき、伝説の始まり

珠玉の名勝負。。朝日杯/準決勝「藤井五段、羽生竜王に勝利」

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朝日杯/決勝「藤井五段、圧巻の棋戦初優勝、無敗で六段昇段」

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本日行なわれました第11回朝日杯/準決勝、そして決勝は伝説の舞台に。
2回戦で佐藤天彦名人に完勝をおさめて姿を現した神童・藤井聡太五段は
まず、午前の準決勝でファン待望の羽生善治竜王と公式戦初手合いを戦い
119手までで、難解なねじり合いを制し見事勝利を飾ります。

「羽生竜王-藤井五段」の棋譜はこちら

【 下図80手目△4三同金左 】

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戦型は「角換わり」の出だしから
後手の羽生竜王が角交換を拒否する最近の流行形となり
ともに手厚く「腰掛銀」に構えると、そこから難解にして重厚な
手に汗握るねじり合いが終盤まで繰り広げられました。

開戦となってしばらくは、後手良さ気かと思いましたが
水面下では、藤井五段の圧力を羽生竜王はジワリと感じており
玉頭を歩で叩かれた上図の局面で何と、2筋を守る要の金を外して
その歩を払うスクランブルを披露、見守るファンのどよめきを誘い
この手を境に、藤井五段の強かな読みが盤上で牙を剥きます。。

【 下図は109手目▲2ニ歩成 】

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羽生竜王はあの手この手で懸命にアヤを求めますが
上図で藤井五段の気付きにくい好手・▲2ニ歩成が炸裂。。
次に、△同歩では▲8一龍で飛車が素抜かれてしまうので
羽生竜王が△4三角(110手目)と角を逃がしたのをみて
藤井五段はすかさず7筋の桂馬を食いちぎり、あっという間に
後手玉の稼動域を奪い、仕上げの準備を整えました。。

【 投了図・119手目▲4七桂 】

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最後は事実上の形作りとなり
上図の局面で羽生竜王は無念の投了。。
国民的な注目を集めた羽生竜王との初手合いを見事制し
藤井五段は堂々の決勝進出を決めました。。

「広瀬八段-藤井五段」の棋譜はこちら

【 下図は93手目▲4四桂 】

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午後からの決勝では広瀬章人八段と対戦。
バリバリのA級棋士を相手に「角換わり」の本格将棋で
藤井五段は臆することなく先行し、リードを広げて行きます。。
上図では後手の飛車先に桂馬をタダ捨てする絶妙手を披露。。
手のしなりはまるで、若き日の羽生竜王を見るようでした。。

【 投了図・117手目▲3七金 】

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広瀬八段は最善の粘りで勝利への執念を燃やしますが
しかし、藤井五段の鉄壁の指し回しの前に上図の局面で
ついに力尽き、無念の投了を告げました。

この瞬間、藤井五段の史上最年少での棋戦初優勝が決定。
同時に、全棋士参加棋戦で優勝によりやはり史上最年少での
六段昇段も決定。五段をわずか16日で通過しました。。

二局とも、完勝。
藤井五段の真の伝説の始まりを告げる
エポックな一日となりました。

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