一本道にはめ込むか、抜け出すか。。

竜王戦/第2局・一日目「渡辺竜王、カウンター鋭く。。封じ手は丸山九段」

【 一日目終了図・53手目▲5一角 】

2016y10m27d_215902682

本日行われました
第29期竜王戦7番勝負/第2局・一日目は
上図53手目まで進行。

渡辺竜王が角を打ち込み王手をかけた局面で
丸山九段が次の手を封じ、明日へ指し掛けとなりました。

棋譜中継はこちら

【 下図は42手目△6五歩 】

2016y10m27d_220937033

戦型は丸山九段必殺の十八番「一手損角換わり」から
駆け引きの末、通常の角換わりと同じく「相腰掛銀」に。

持久戦を指向する渡辺竜王が入城させた玉をさらに堅く
「穴熊」に潜り込ませた次の瞬間、丸山九段が6筋から
そうはさせじと仕掛ける展開となりました。

【 一日目終了図・53手目▲5一角 】

2016y10m27d_215902682

しかし、序盤の受け将棋から
相手が前に出たところで強烈なカウンターパンチを決めるのが
これまで幾度となくみてきた渡辺竜王の竜王戦での勝ちパターン。

本局も丸山九段の主導で駒を捌いた直後に反撃に転じ
あっという間に後手陣を厳しく追い込みます。。

さて、丸山九段の「封じ手」は何か。

後手玉は王手がかかっているので
玉を逃がすか、飛車で角を払うかの二択のみ。。

局面はすでに終盤戦に突入しており
ここで△5一同飛~▲同「と」で飛車を先手に渡すのは
相当なリスクを伴うのは明らか。。

なので本命は△3一玉となりますが
以下、▲2四歩~△同歩~▲同角成の一本道の進行から
手番を握る丸山九段がここで、どんな手を指すのかが
勝負の大きな分かれ目となりそうです。。

ここで局面を落ち着かせることが出来れば
丸山九段にもワンチャンスが回ってきそうな気が。。
しかし、渡辺竜王にとっては想定内の進行に思われ
予断は全く許しません。。

決着の明日の二日目へ、緊張が高まります。。

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コメント

  1. pork ruffle fat より:

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